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保育園の親子遠足
週末は息子が通う保育園の親子遠足でした。
遠足では、先生手作りののスタンプラリーをしました。息子は年長さんですが、年長にもなるとゲームや競争が好きなようで、みんな必死になって走り回っていました。
うちの息子は「つぎは2ばんだー!」と先頭切って駆け出すのに、全然見当違いな方向に突っ走ってました。慌ててパパが息子を追いかけていました。アホ男子ww
4、5人のチームでスタンプラリーを周りましたが、子どもたちは「◯◯チーム!「△△チーム!」と大声で声を掛け合っていました。みんなで走って、声だして笑って、息子もとても楽しそうでした。
一年前とは大違いな光景でした。
保育園を登園拒否
昨年、息子は保育園を休みがちで、遠足は不参加でした。
進級し環境が変わり、息子は変化についていけませんでした。
- 工作、折り紙などのレベルが高くなった。
- お兄さんとして扱われ、先生の注意する内容が難しくなった。
- 年中と年長の教室がつながっていて、クラスの人数が多くうるさい。
息子は「ほいくえん、いやだー」と泣いて暴れて保育園を登園拒否しました。
療育相談へ
小児科に相談したところ、療育相談を紹介されました。
療育センターに受診した結果、発達障害の自閉症スペクトラムといわれ、息子はこだわりが強く繊細で傷つきやすい子どもとわかりました。
発達障害に見えない息子の心
息子はお喋りなところもあるし、他人とのコミュニケーションも好きで、傍目には『自閉症』には見えません。
でも、そのように見えるのは、息子が“無理して頑張っている”結果なのかもしれません。
息子は、状況を判断すること、他人の心情を察することが不得手です。周囲の大人や子どもに言われたこと、されたことの意味がわからず、戸惑い悩んでいることがあります。ひどく傷ついていることもあります。
そうして傷ついて内にこもった結果、“登園拒否”になりました。
母として私がしたこと
まずは誰かに話す、相談する
ワーママにとって子どもが学校や幼稚園保育園を「休みたい」と言い出したら困りますよね。幸いにも息子が登園拒否した当時、私は休職していたので息子を家で見ることができました。
けれど、もしバリバリ働いているときなら息子に怒っていたでしょうね。ヒステリックに怒ってしまうかもしれません。
私の場合、息子が登園拒否してすぐに、私の母・夫の母に相談して、さらにかかりつけの小児科で相談しました。誰かに放すことで気持ちが整理できて、息子に対しヒステリックに当たらずに済みました。
また、かかりつけの小児科医が“子どもの心相談医”として認定されていて、適切なヒアリングと迅速な対応してくれたのも、私にとっては心強かったです。
親子、家庭の問題を誰かに話すということに、最初は抵抗がありましたが、誰も怒りませんでした。
むしろ「大変ですね」と労ってくれました。療育センターも小児科も気軽に相談してよいところなのだと知りました。
私が保育園にお願いしたこと
私は保育園の先生と面談して息子から聞いた困っていること、療育センターでの話を伝えました。「息子はどうすれば指示が理解しやすいか」「どんな環境なら過ごしやすいか」「つらいことは何か」等話し合い、先生方に配慮してもらいました。
・説明は細かく具体的にする。
・目で見てわかるようにイラスト入りの注意書きを用意する。
・間仕切りで落ち着けるスペースを作る。
息子に合わせた対応になって
何か不具合がある度に保育園側と私はやりとりをしました。結果、今は保育園を休むこともかなり減り、意欲的に登園するようになりました。
帰宅した息子が「◯◯くんと遊んだ」「お休みの日に△△くんと遊びたい」と言うことが増えて、保育園生活が楽しそうです。親子遠足でも友達と一緒にお弁当を食べて一緒に遊んでいて、それを見て私もとても嬉しかったです。
ママは、仕事に家事に忙しくて子どものことを考える余裕がないと思いますが、面倒でも一度はじっくり子どもに向き合うことが、問題を早く解決できる方法だと私は思います。
子どもが「休みたい」と言い出したら
働いていると子どもが「休みたい」と言うとホントに困るし、考える余裕なんてないですよね。
出勤前の焦っているときに、子どもが「学校行きたくない」「幼稚園・保育園休みたい」と言ったら「ママは仕事なの!行って!」と子どもを無理やり連れていくこともあると思います。
子どもが行きたくなくてぐだぐだ朝の支度をしているのを見ると「早く!早くしてよ!」と怒鳴り付けてしまうこともあると思います。
けれど、無理やり行かせても、ママは登園拒否・不登校の本当の理由には気がつけません。子どもの心は傷ついたたまかもしれません。
ママも仕事・家庭・育児などの両立で大変ですが、子供が「休みたい」と言ったときに、できるだけ早く対処することが私は大切だと思います。
子どもの心の問題で悩むママに
もし子供の心のこと、発達について悩んだときは、ママひとりで抱え込まず誰かに相談するのが大切です。
<参考URL>
- 『日本小児科医会 子どもの心相談医』 ※都道府県を選択し検索してください。
- 横浜市 地域療育センター
- 横浜市電話児童相談室
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文/くろだ ゆうみ
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