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ミルクではダメなママ?母乳育児で悩んで完全ミルクにした件

産後まもなくに乳腺炎

第一子を妊娠しているとき、「やせぎみの私は母乳が出ないかもしれない」と勝手に想像していました。上半身まな板体型の自分にとって、自分の胸が大きくなるのがイメージできませんでした。

ところが、私の想像に反して、産後まもなく母乳がたくさん生産され胸がパンパンに。

胸がふくらんだら、普通は、母乳は出ると思うじゃないですか。けれど、出ません。乳管がほとんど開いていないから。蛇口が閉まっていて水が出ないようなもんですね。

過剰に生産された母乳は、出口がないために乳房に溜まり続けます。退院する頃には、乳房は熱を帯び赤く腫れカチカチにかたくなっていました。おっぱいがすごーく重くて、産後の衰弱した体では上体を起こすのも困難でした。産後の数日間で乳腺炎になってしまいました。

産後まもなく病院に入院していたころ

「吸わせないと母乳が乳房に溜まって悪くなる」
「吸わせれば、そのうち乳管が開くから」

と病院の助産師に教えられましたが、石のようにかたい乳房では吸いにくいようです。うちの息子はぎゃーぎゃー泣きわめき、私のおっぱいを拒否しました。自分の子供に拒否されるのって、悲しいですね。

 

母乳ノイローゼに

赤ちゃんと一緒に退院し、本当は喜びでいっぱいのはずの状況で私の頭の中では母乳のことでいっぱいでした。

私の胸はカチカチにかたく腫れ熱を帯びていました。息子は依然おっぱいを拒否。

息子が吸わないので、仕方なく自分で母乳を搾りました。搾乳器を胸に当てて母乳を搾ります。搾乳機で頑張って搾乳しても、乳管が開いていないからあまり出ません。みじめでした。

新生児は約3時間ほどの間隔で授乳をします。数十分間搾乳して、搾乳した母乳を与えて、母乳で不足する分をミルクであげて、おむつ交換して、あやして…なんてやっているとあっという間に1時間以上経過して、睡眠する時間は残らなくなります。

赤ちゃんの世話というより、自分のおっぱいの世話で精一杯でした。ノイローゼでした。

母乳相談へ

ノイローゼ状態の私は、ネットで調べて母乳相談をしている助産院に行くことにしました。助産師さんは、おっぱいのケアも仕事です。

そこの助産師さんは、私の乳房を見て

「ひどすぎる。今まで何もしてなかったの?」と言いました。

その助産師さんは、妊娠中から母乳のために助産院に通うのが当然みたいなことを言いました。

私は、妊娠中も働いていて母親学級も助産院もあまり通いませんでした。助産師さんが言うように、確かに私はよいおっぱいをつくるためにはこれまで何もしていませんでした。

助産師さんは私の乳房をごしごしマッサージしながら、私に話しました。産後の豆腐メンタルにはその助産師さんの言葉はきつかったです。

けれど、その助産師さんは母乳の過剰生産を止める方法を教えてくれました。

その方法は

  1. 病院で薬をもらい、母乳の生産を抑える。
  2. 母乳の生産を止めた上で、乳房に溜まっている母乳を搾り出す。
  3. 搾乳しているうちに乳管が開きやすくなる。
  4. 母乳はいっぱい作られる体質のようだから、薬の効果が切れたら再び胸が張ってきて母乳が出るかもしれない。

母乳育児推奨の助産師が「母乳を薬で止めなさい」と言いました。まさかの助言で驚きました。

息子は12月生まれ。年末年始のため助産院も病院も休業します。そのときに私の状態がさらに悪化しても、どうしようもなくなります。

私は決断を迫られました。

母乳を止めたい

私は、出産した病院に行きました。

産科の診察で「乳腺炎になって痛い。起き上がるのもままならない。薬で母乳を止めたい。」と訴えました。

すると、医者・助産師・看護師の皆が

「いや、とりあえず搾乳してから考えよう」と言いました。

仕方なく病院で助産師さんの乳房マッサージを受けました。

若い助産師さんは優しい口調で、

「こんなに張っているのに止めるのはもったいない。」
「定期的に出さないと溜まってくるから」
と言いました。

私は、胸を揉まれているうちに涙が出てきました。乳房は赤く腫れているので、マッサージは激痛です。でも、痛くて涙が出てくるわけではありません。

自分でも母乳を止めるなんてもったいないと思っていました。
けれど、母乳を止めなければ、自分のおっぱいに振り回されて、赤ちゃんの世話もままなりません。心苦しく辛かった。

助産師さんに色々話しかけられましたが、ろくに返事もせず一時間以上マッサージされました。早く終わってほしいとばかり考えていました。

マッサージが終わり、結果、「搾乳だけでこの乳房の状態を改善するのは難しい」と判断され、カルテに「断乳希望」と書かれました。

ミルクじゃダメなママですか?

断乳

医師の診察により、母乳を止める薬が処方されました。カバサールという薬でした。

この薬はどうしても副作用が出やすくて、めまいと立ちくらみが起こりました。ふらついて外出ができなくなりましたが、乳腺炎が沈静化し断乳前より体は楽になりました。

けれど、気持ちは暗いままでした。

世の中には、乳腺炎で何度も高熱を出しても母乳育児を続ける人がいるそうです。

「私なんて一度の乳腺炎で母乳を止めるなんて…我慢が足りない、頑張っていない、だめなママ。」そんなことばかり考えていました。

 

ネットサーフィンする日々

私は薬の副作用によるめまいで起き上がれず、育児以外のときはベッドで横たわり、ひたすらネットを検索していました。

母乳を自分の都合で止める人なんているの?お願いだから誰かいてほしいという想いで必死に検索しました。

そして、海外では出産前にミルクか母乳か選ぶ人もいることを知りました。確かフランスかな。世界各国の育児事情を検索しまくり、育児にも色々なやり方があることを知りました。

世の中には様々な母子がいて、それぞれの事情がある。ママが育児方法を選んでもいい。私が自分の都合でミルク育児を選んでもいい。 そう思うようになりました。

 

母乳に再度挑戦するか否か

症状も気持ちも落ち着き冷静に考えられるようになったので、「薬を飲み終えたら、また母乳に挑戦するのか」考えました。

もし私が母乳で育てようとしたら、助産院に通い乳房マッサージを受ける必要があります。このマッサージは、一回数千円から一万円程度かかります。それを月に数回受けると一万円から数万円かかります。

一般的にミルクのほうがコスト高いと言われますが、私の場合は、頑張って母乳で育てても、楽してミルクで育ててもお金はかかります。

それならば無理して母乳にしなくてもいいかと思えて、完全にミルクで育児することに決めました。

夫も親も「ママが無理しないのが一番」とミルクに賛成してくれました。

ミルクでも元気

「ミルクのせいで~になる」と色々噂も耳にしますが、関係ないと思っています。

今、息子は元気に成長し5歳の年長です。来年は小学生。

 

ママの味方でいたい

きっと大丈夫

私の体験を記事にまとめたのは、私が薬を使い断乳し精神的に滅入っていたときにインターネットのおかげで私は救われたからです。

あの時、時間があればスマホで検索して私と同じ状況の人を探しましたがネットでは見つかりませんでしが。けれど、「子育ての仕方には色々あり、子どもが元気なら母乳でもミルクでもどちらを選んでもよい」という言葉を見かけました。

そのおかげで私はノイローゼを抜け出せました。

今私は、あのときの私みたいに悩む人に「大丈夫だよ」と言葉をかけたいと思っています。

正しい育児情報を

さらに、私は、悩めるママたちに正しい情報を伝えたいと思っています。

母乳について調べていくうちに、育児に関して間違った知識が広まっていることを知りました。

例えば、「餅やケーキを食べるとおっぱいが詰まりやすい」 という話。食べたものがそのまま母乳になり血管や乳管に流れるわけでもないし、意味がわからない。

育児で不安なママたちをさらに不安にさせる情報と、ママたちの不安につけこむような商売が広がっていることを私は危惧しています。

もし母乳育児で悩むことがあれば、「母乳育児支援(おっぱいライフ応援)をしている産婦人科医・IBCLC 戸田千先生のブログ」をおすすめします。

→『やわらかな風の吹く場所に:母乳育児を応援

まとめ

育児で悩んでいるママに寄り添っていきたいと思います。

子育てやワーママについての情報をLINE@でも配信しています。

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